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現代の食料・農業問題 〜誤解から打開へ〜

鈴木宣弘 著

定価1,760円(本体1,600円+税)
2008年12月4日発行
A5判・184頁
ISBN 978-4-88340-227-4 C0061




 地球規模で穀物需給の逼迫傾向が強まっている。食料は「戦略物資」になるため、輸出国側は当然ながら自国最優先の考えを貫きとおすことになる。日本は生きる糧となる食糧を、欧米のように国家戦略としてどのように位置づけ、どのような確保策を打ち出していくべきか。
 食料・農業をとりまく現状を具体例をもとに分析し、提示する。

[主なもくじ]
序章 現代の食料・農業の特質と緊要性を解く            
本章 食料・農業問題の大いなる誤解と実相             
補章1 WTOとFTAのメリット・デメリット
補章2 国内資源活用と重点品目の自給率向上
補章3 生産資材高騰下で疲弊する日本農業
補章4 品目横断型の安定対策を前提にした試算
補章5 バイオ燃料需要と食料危機への冷静な視点
ほか

[著者プロフィール]
1958年、三重県生まれ。1982年、東京大学農学部卒業。農林水産省、九州大学教授を経て、2006年より東京大学大学院(農学国際専攻)教授。専門は農業経済学、国際貿易論。日本学術会議連携会員。食料・農業・農村政策審議会委員(会長代理、企画部会長、畜産部会長、農業共済部会長)、農協共済総合研究所客員研究員を務める。
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