食と農のつれづれ草─ジャーナリストの視点から

岸 康彦 著

定価1,980円(本体1,800円+税)
2021年9月21日発行
四六判(上製)・284頁
ISBN 978-4-88340-352-3 C0061




著者は、ジャーナリストとして一歩を踏み出してから60年余り。新聞記者・論説委員、大学教員、研究所研究員・理事長、大学校校長など、いろいろな仕事を経験してきた。その間、報道記事、社説、研究論文などほかに、各種媒体にさまざまなかたちで寄稿。それらの中からテーマごとに年代を追って集成。食と農を主題に、一人のジャーナリストが時代とどう向き合ってきたか、潮流をどう切り取ってきたかの軌跡となっている。また、その時々、各地の先進的な取り組みを卓抜に照らし出しているだけに、食と農の近現代の実相を共感しながら理解することができる一書となっている。

[主なもくじ]
まえがき
1 あの日
2 食の周辺
3 青年・女性・高齢者
4 地域・六次産業化
5 技術・経営
6 資源・環境
7 食・農と人と
8 自分史断章
あとがき

[著者プロフィール]
農政ジャーナリスト。1937年、岐阜県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1959年、日本経済新聞社入社、主として農林水産業・地方問題を担当。岡山支局長、東京本社速報部長を経て、85年、論説委員。97年、愛媛大学農学部教授。2002年、日本農業研究所研究員、大日本農会理事。11年、日本農業研究所理事長。12年、日本農業経営大学校校長。この間、米価審議会、林政審議会、食料・農業・農村政策審議会等の委員、臨時委員を歴任。著書に『食と農の戦後史』(日本経済新聞社、1996年)、『世界の直接支払制度』(編、農林統計協会、2006年)、『農に人あり志あり』(編著、創森社、2009年)、『農の同時代史』(創森社、2020年)など
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