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新しい小農 ─その歩み・営み・強み─

小農学会 編著 
萬田正治・山下惣一 監修

定価2,200円(本体2,000円+税)
2019年11月1日発行
A5判・188頁
ISBN 978-4-88340-337-0 C0061




 農業の成長産業化が推し進められ、市場原理優先の流れのなかで、小規模・家族農業を担う小農(しょうのう)は、世界の農業の大多数を占め、じつに食料の8割を供給。環境への負荷が少なく、持続可能で理想的な農業形態を成り立たせているとして内外で再評価されている。
 本書では、立国の礎ともいえる小農の歩み、営み、強みを探りながら、現代の小農の位置づけ、役割を見直し、その必要性、可能性を具体的に提示する。執筆者10名編成。国連の「家族農業の10年 2019ー2028」「小農権利宣言」採択にちなむ連動企画。
[主なもくじ]
なぜ小農の時代なのか 序に代えて                    
第1章 どこの国でも小農は立国、救国の礎
第2章 国連「小農宣言」と海外の小農再評価
第3章 「百姓・生産者・小農」と100年の変遷
第4章 多様性・持続性こそ小農の真骨頂
第5章 小農学概論序説 「百姓仕事」の感慨
第6章 小農と農村の再生 南九州の一隅から
ほか

[編著者プロフィール]
●小農学会(しょうのうがっかい)
食・農・地域社会を支える小農の必要性、可能性を探るため、2015年11月発足。会員は農家(兼業を含む)を主に研究者、学者、教員、ジャーナリスト、消費者、週末ファーマーなど約250名。シンポジウム・研究会など定例活動を繰り広げる。

[監修者プロフィール]
●萬田正治(まんだ まさはる)
霧島生活農学校代表、農業、鹿児島大学名誉教授、小農学会共同代表。
●山下惣一(やました そういち)
作家、農業、アジア農民交流センター共同代表、小農学会共同代表。
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