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消費者も育つ農場─CSAなないろ畑の取り組みから─

片柳義春 著

定価1,980円(本体1,800円+税)
2017年10月19日発行
A5判・160頁
ISBN 978-4-88340-318-9 C0061




 CSA(シーエスエー。Community Supported Agricultureの略)は一般に地域支援型農場と訳されるが、その運営形態はさまざまで実践方法も多様。農業生産法人なないろ畑農場(神奈川県大和市)は、生産過程におけるリスクを生産者と消費者が分かち合うため「会員制、会費前払い、野菜セットの定期的な受け取り」のほかに「資金や労働力を提供する」といった要素が加わっている。トゥルー(本当の)CSAと呼ばれるゆえん。なないろ畑農場の歩み、取り組みを報告しながら、消費者、地域住民による自給・協働の潮流と新たなコミュニティ形成を明らかにし、CSAによる食と農の立て直し、地域活性化の可能性を探る。

[主なもくじ]
最大の生産物は「コミュニティ」〜序に代えて〜
第1章 農場運営を支える消費者、地域住民
第2章 CSAの考え方となないろ畑の展開
第3章 安心・安全・美味の野菜づくりの実際
第4章 農場開設までの試行錯誤と到達点
第5章 生産消費者としてコミュニティ形成
解説 CSAの潮流となないろ畑農場──波夛野 豪
あとがき

[著者プロフィール]
農業生産法人なないろ畑株式会社代表取締役。CSA研究会会員。1957年、東京都生まれ。
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