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種から種へつなぐ

西川芳昭 編

定価1,980円(本体1,800円+税)
2013年11月15日発行
A5判・256頁
ISBN 978-4-88340-284-7 C0061




 野菜をはじめとする在来種・固定種の種は、それぞれの地域の気候、風土に適応するかたちで選抜、固定を繰り返し、連綿と守られてきた。モノカルチャー(単作化)がすすみ、種子企業によるF1交配種(一代雑種)が主力となっていくなかで衰退、消滅の危機にさらされている。
 個性的な風味、形質を持つ在来種・固定種作物の種は本来、みんなのもの。これらの価値を見直すと同時に、守り、育て、受け継いでいくための方途を各地の先進的な取り組みをもとに探る。執筆陣は20名で編成。

[主なもくじ]
「種から種へ」とつなぐために〜序に代えて〜
第1章 作物の多様な品種の種・種子をそれぞれの地域で守る意味
第2章 内外のジーンバンクにおける有用な遺伝資源の保存
第3章 在来種・固定種の種を見直し受け継いでいくために
第4章 在来種・固定種の種を守るための多様な地域的展開
第5章 遺伝子組み換え作物と種子消毒・輸入種子の脅威
第6章 在来種・固定種の種を「育てて守る」ということ
ほか

[編者プロフィール]龍谷大学経済学部教授(農業・資源経済学)
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